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イベント&ニュース

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皆様こんにちは。日本アクションラーニング協会事務局の田中丸です。
私たちは今回10月19・20日に上海で開催された、WIALのGlobal Conferenceへ、株式会社日立インフォメーションアカデミーの永田 誠氏と共に参加してきました。その当日の模様をご報告します。

今回のカンファレンスでは13か国から関係者が上海に集まり、中国の来場者も含めると約250名の規模となりました。初日はWIAL創設者であるマイケル・J・マーコード博士の講演からスタートし、同代表のビー・カーソン博士、そして今回のカンファレンスの主催者であるWIAL中国の代表ピーター・カオ氏の講演が続きました。カオ氏は、現代(特に中国)で起きているパラダイムシフトについて、「ビジネスは、単純に物を売る時代から、物とソリューションをセットで売る時代へ。

リーダーシップもまた、目標を決め、達成に向けて動くようメンバーを監督する時代から、メンバーとパートナーシップを築き、チームのヴィジョンを定め、メンバー同士で学習していく環境を作る時代へ変わりつつある。この変化に対応する上で、質問を中心にプロセスから振り返ることで学習できるアクションラーニングは、文字通り一石二鳥の武器となる」と語りました。

会場となるプルマンホテル上海では、4つのホールに分かれ、2日間様々なプログラムが開催されました。プログラムの内容は各国の代表者によるプレゼンテーションや、企業の導入事例発表などです。中国での導入事例では、中英合弁の生命保険会社Aviva-Cofco Life社が、2014年にイギリスの親会社から独立後、独自で研修プログラムを組むことが可能になったことでアクションラーニングを導入した事例を発表しました。96名の選抜メンバーから21名のコーチを養成し、3年間で300名へセッションを行ったとのことです。大規模なプログラムの成功要因は、①国内の支社・支店の代表者を集めてセッションに参加させ、代表者がALに賛同した事業所へプログラムを展開。②プログラム実施後の変化やアセスメントの結果などをレポートにまとめ、国内のグループ全体へ報告。③後ろ向きだった事業所へ展開、という形でした。その他にもアメリカ合衆国司法省、ニューヨーク公立図書館、東カリブ中央銀行、フィリピンの大手不動産ディベロッパーのロビンソンランド社などの導入事例もあり、世界規模でみても、国の中枢の公的機関や大手企業へのALの展開がどんどん進んでいるようです。

今回私たちが参加した目的は、代表清宮による、日本におけるこの15年のALの動向発表と、日立インフォメーションアカデミーの永田氏による導入事例発表、そして同社の今カンファレンスでのBest Practice Award受賞式への出席でした。

清宮の発表は日本国内でアワードを受賞した企業の導入事例の中から、会場の参加者に聞きたい事例を選んでもらう形で進められ、やはり中国でも知名度のある企業に多くの手が上がりました。参加者からの質問では、国民性や国の文化の違いからか、「中国ではセッションの問題は管理職や社長が出すことが普通だが、問題提示者を現場のメンバーに任せた場合、どのような問題が出てくるのか?」というような質問が続きました。
そして永田氏のパートでは、4年かけて約1000名の社員へALセッションを実施した、「段飛び・クロス懇談会」の事例が発表されました。このプログラムは5つのグループ会社が合併した株式会社日立情報通信エンジニアリングにおいて、もともと異なる企業で働いていた社員同士が互いの事業や文化の違いを知り、それを活かしてシナジー効果を発揮する強い企業となるために、職位も部署も異なるメンバーを選出し、半日かけて2セッション+懇親会を行うものです。2015年からはさらに対話の多様性を高めるために、ALを学んだ大学生を参加させたこともこのプログラムの特徴でした。会場からは大学生を参加させることの意味や効果を問う質問や、プログラム内でAL以外に使っているツールについてなど、細かい質問が続き、中国の人事関係者の熱い吸収意欲が感じられました。
最後に来年2018年の国際カンファレンスは、オランダのアムステルダムでの開催との発表がありました。次回はどんな事例が発表されるか、楽しみです!

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