フェルデンクライス メソッド ~脳を刺激して心と体をラクにするエクササイズ~
普段私たちは“歩く”といった様々な行動を自然に行っていますが、それは小さい子どもだったころに起き上がる、這う、転ぶなどの繰り返しにより習得したもので、科学者はこのプロセスを運動感覚学習と呼んでいます。
目次
フェルデンクライスとは
フェルデンクライスは、脳が自然に行う運動感覚学習を刺激することで脳と体のコミュニケーションを増加させ、驚くほど効果的かつスピーディーに体の機能を活性化し、向上させるエクササイズシステムです。
フェルデンクライスの研究会の様子
1月21日に開催された AS研究会ではフェルデンクライス・ジャパン代表 かさみ康子氏を招き、かさみ講師の指導の下、視点を固定したまま頭と上体を旋回させる、足裏を床につけたまま左膝を動かすなど体の一部を意識的に動かすことで、体全体にどのような変化が起きるのかを体験しました。
体験を終えた参加者からは「歩行の際、足裏に地面を感じられるようになった」「骨盤を体の中心に感じられるようになった」「体全体が軽くなった」などの声が多数上がり、短時間ながらもフェルデンクライスの効果をしっかりと体感出来た研究会となりました。
アクションラーニングコーチとフェルデンクライス
個人と組織に学習を促進することを、アクションラーニングコーチは常に実践しています。
身体からのアプローチは、私たちがおこなう対話のなかで、あまり意識して活用していない部分ですが、身体と脳がつながっていることを理解するのには、運動感覚学習とても役立つ機会でした。学習の専門家である、ALコーチは、いかに我々の学びがうまれるのかを多方面から学ぶトレーニングです。
近年では、身体的アプローチと組織開発をつなげる試みも出てきています。今後にむけて、アドバンス講座として身体的アプローチからの学習促進というテーマも参加者の声があがりました。
※AS研究会は、アクションラーニングコーチのトレーニングうけ、認定ALコーチとなった有志の勉強会です。