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日本アクションラーニング協会情報

イノベーションを生む組織 AMBITIONERS’ LAB イベント

2016 年 12 月 21 日、イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA にて

『イノベーションを生む組織〜 100 年に一度のパラダイムシフトにいる私たちに今、必要な善い目的、善い未来に向かって進化し続ける人と組織のあり方〜』が開催されました。
導入ワーク ショップとして、AMBITIONERS’ LAB のメンバーである熊平美香、清宮普美代、宍戸幹央から自己紹介ならびに現代社会で起こっている変化、イノベーションで溢れる社会を作り、人・組織・社会のイノベーションに貢献したいという想い、今学習する組織が必要とされている背景などについての共有があった後、ゲストスピーカーの2名の講演が行われました。
講演では最初に、SMFL キャピタル株式会社 代表取締役社長兼 CEO 安渕聖司さまより『変化力のリーダーシップ』という題目のもと、リーダーシップについての考え方、イノベーションが起こる組織の作り方等についてお話いただきました。
SMFL キャピタル株式会社では、リーダーシップを地位や職位などといったポジションではなく、周囲を巻き込み問題を解決する影響力と考えており、社員一人ひとりがリーダーシップを持って主体的に取り組んでいくことに重きを置いています。
また、現代の社会は『VUCA World』、変化・変動が激しく、不確実で非連続、複雑で曖昧といった性質を兼ねていますが、そのような社会に対応するためには、旧来の考えや方法に囚われることなく、イノベーションにより新しい物を創造していくことが必要となります。「SMFLキャピタル株式会社では、全ての社員に対して平等に機会を与える、強い上下関係を作らない、ラウンドテーブル・ミーティングで社員の声を聞き多様な気づきを集めるなどの工夫を行うことでイノベーションが起きる組織づくりに取り組んでいる」といった自身の経験に基づいた事例を多く含む講演は、参加者の心にとても響いたように見受けられました。
続いて、Google 株式会社 ダイバーシティ日本・中国・韓国・台湾統括責任者 山地由里さまより『イノベーションを生み出す組織に向けての対話』という題目のもと、Google におけるダイバーシティの取り組みについてご講演いただきました。Google は多様なスキル、意見、能力こそがより良いイノベーションへと繋がると考えており、そのために、多様な人材を雇用するための取り組みやインクルーシブな文化維持に努めています。
それと同時に、先入観にとらわれない働き方が出来るよう、無意識で持ってしまう先入観=アンコンシャスバイアスを排除したり、社員一人ひとりの意識を高めることで、先入観やステレオタイプの標的にされている人をサポートしたりする環境づくりにも取り組んでいます。
「誰もが自分らしく活躍できるような環境づくりのためには、当事者ではない、周囲の人の力が実は重要である」という山内氏の言葉は、参加者に新たな視点を与えるきっかけとなったようでした。

第二部では、『イノベーションを生み出す組織に向けての対話』という題目のもと、会場の参加者を交え、パネル形式でのディスカッションが行われました。
会場からの講演の内容や自身の組織が抱える問題等についての質問に対するパネリストの真摯な回答に、質問当事者はもちろん、他の参加者もメモを取るなど、熱心に耳を傾けていました。

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