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日本アクションラーニング協会情報

年次カンファレンス2016 事例発表 vol1

個人の育成と組織の意識改革に効く アクションラーニング 株式会社瀧島建設 高橋 佳治 又吉 竜斗

導入の背景

私たちは東京都板橋区に本社をおく中小企業で、「建築を通して繋がるすべての人に幸せと笑顔をつなぐこと」を使命としています。
仕事を通しプライベートを豊かにする、何事にも挑戦することに重きを置いているほか、「社員は家族である」「グループではなくチームである」という考えのもと、喜びや苦悩、楽しさを共有し互いに助け合うことで、チームとして成長していくという精神をもって、日々仕事に取り組んでいます。
また建設業界の中では異例の勉強好きで資格取得やスキル向上支援にも力を入れており、その一貫としてALも取り入れ、従業員のほとんどがアクションラーニング(AL)を受講しております。

アクションラーニングを経験しての変化

ALを通じての変化ですが、まず組織としては、チームワークの強化や社風向上などの効果がありました。
ALを通じ、対立するのではなく共感すること、そして悩みや問題を共有することの大切さを学んだことで相互理解や信頼関係が深まり、チームとしての一体感や団結力が一層強化されました。
発言しやすい場の作り方や人の話を聞くことの楽しさ、そしてそれまでは聞くことを躊躇っていたような素朴な質問が有益であることを知ったことで対話が生まれるようになり、それによって会社内の雰囲気もより良いものになっています。
また、AL のプロセスである振り返りでは、相手の話から問題は何か考えますが、これは対話からその本質を抽出する力や、思考力、発想力を向上させていますし、ALで行われる時間管理なども個人の能力の成長につながっています。
次に個人の変化として、ここでは又吉竜斗の例を挙げたいと思います。彼は沖縄出身で現在二十歳なのですが、入社当初は言葉の壁や都会での生活への不安などが相まって、上手くコミュニケーションを取ることができない状態にありました。
それを克服するために対話の基本研修、そして AL を受講したのですが、AL の「犯人探しをしない」といったチーム規範によって、自分が発言しても良い、発言は間違いではないという意識が生まれ、それが徐々に彼から言葉を引き出すようになりました。もともと持っていたコミュニケーション能力が引き出されたという感じです。
コミュニケーション能力だけではなく、仕事の仕方にも変化が見られるようになりました。
たとえば、ただ上司の指示を受けるだけではなく、自分が会社・チームのために何をするのか、何ができるのかを考えて自発的に行動や発言するようになっており、そういった面からも彼の成長を垣間見ることができています。

実施を振り返って

先にも述べたように、AL の受講をきっかけに又吉の仕事の仕方が変わりました。
上司の指示に従うだけでなく自分で考えて仕事をする、そういった姿が周囲の人間にも影響を与え、結果として会社全体の成長へとつながっています。
また、コミュニケーションの活性化によりチームワークが向上することで、より強い組織になったとも感じています。
今後、又吉には次世代のリーダーとして活躍してもらえたら、そして私たちは従業員 17 名という小さな会社ではありますが、ALを使うことで会社を、建設業界を変えていければと思っています。