年次カンファレンス2017 事例発表
若年層にみるリーダーシップ開発と アクションラーニング ~大学教育現場からのレポート~
早稲田大学 教授 日向野 幹也氏、 立教大学 特任准教授 鄭 秀娟氏からは、
「若年層にみるリーダーシップ開発とアクションラーニング~大学教育現場からのレポート~ 立教大学、早稲田 大学、京都教育大学 認定学生ALコー チの活躍」との演目で、各大学における学生 ALコーチの養成について、お話し頂きました。
学生ALコーチは、WIALの正規トレーニングにのっとり、大学内でアクションラーニングを展開するために養成された、一定基準を満たすALコーチです。
認定期間は大学生のステイタスがある期間にかぎられますが、その活動は大学内のプログラムのサポートから、 他組織の展開におけるサポートなど多岐に渡っており、本年度も複数の企業から派遣の依頼を受けています。
講演では、日向野氏からは早稲田大学にて学生ALコーチ養成を行うことになった経緯や、今現在行っている学生ALコーチ養成の取り組み、今後目指しているアクションプランなどについて、 鄭氏からは立教大学における学部での学生ALコーチの活躍や今後の育成計画についてお話いただきました。
途中、社員向けの研修にて学生ALコーチを利用している企業の方からの体験談もあり、 来場者は始終興味深く耳を傾けていました。
また今回は、UMU というラーニングプラットフォームを使用し、会場にいる参加者からの質問をいただき、それをスクリーンに表示・ 共有しながら、日向野 氏、鄭氏、そして来場
していた各大学の学生ALコーチもその内容について回答するという試みも行われました。
講演直後ということもあり、 会場からは「学生の育成において各大学で学生や学生ALコーチの性質に違いは見られるか」「アクションプランはあと何年あれば実現できそうか」「今後大学でどのような取り組みを行って行きた いか」など、講演内容を掘り下げる質問が多く見受けられました。
来場していた学生 ALコーチに対しても「ALコーチになって良かったと思うことは何か」 「今後どのようなALコーチを目指したいか」などの質問が行われましたが、 学生ALコーチはそれらの質問に一つ 一つ丁寧に回答しており、参加者は講 演者そして学生 ALコーチとのインタラクティブなコミュニケーションを十分に堪能した様子でした。