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【何年目でもリーダーシップは発揮できる!】学生時代にリーダーシップ開発をしてきた先輩に<今ここ>体験談を聞こう ~Day2~ イベントレポート

マイクロインターンシップサービスのリリース前夜セミナーとして、学生時代にアクションラーニングやリーダーシップ開発を学んできた先輩に体験談を語っていただくオンラインイベントが、4週連続で開催されます。

第2回は「学生時代のリーダーシップ開発、何が役立っている?」というテーマで、社会人4年目のゲストの方々にご登壇いただきました。

プロフィール

ゲスト

田中七生さん

大手人材関連会社でキャリアアドバイザーを担当。2018年立教大学経営学部卒。

中林竜清さん

外資系大手IT企業で営業を担当。2018年早稲田大学人間科学部卒。

モデレーター

高橋陽之

日本アクションラーニング協会。2020年早稲田大学教育学部卒。

リーダーシップ開発では、チーム力を最大化する方法を学んだ

高橋:田中さんと中林さんは、お二人とも大学時代にリーダーシップ開発プログラムで学んでいらっしゃいましたが、大学で学んだリーダーシップってどんなものでしたか?

田中:
私は高校生の時にリーダー養成のサマーキャンプに参加したことがあって、そのときにリーダーシップに興味を持ち、リーダーシップを専門的に学べる立教大学経営学部を志望しました。
大学で学習したリーダーシップの定義としては、1人が組織を引っ張りながら1つの正解に向かって進んでいくのではなく、組織で問題を解決していきながら組織を成長させるというもので、その考え方自体、とても衝撃的でした。ここで学んだことを実践すると、もっと身近な組織から良くなっていくんじゃないかと思って、ゼミなどでリーダーシップを深く学ぶようになりました。

中林:小学生の頃から、部長などリーダーの役職になることが多かったのですが、リーダーだけが評価されるあり方を疑問に思い、リーダーシップ開発の授業を受けました。そこで「権限なきリーダーシップ」という考え方がすごく刺さって、リーダーシップにはまりました。
リーダーシップは「現代におけるチームりょきゅ最大化のスキル」という言葉に集約されると思います。従来型のリーダーシップは1人のカリスマがいて、その人の指示でチーム力が最大化されていたと思うんですが、複雑化、多様化した世の中でチーム力を最大化しようとすると、1人の持っている知識や経験では足りなくなってしまうんです。成果をあげるために、目標を立てて支援しあうことで、チーム力を最大化する方法を学べたのが、リーダーシップでの1番の学びです。

社会人とアクションラーニングを行うことで、色んな価値観や想いを知る

高橋:大学時代、アクションラーニングからは何を学んだのでしょうか。

田中:「質問力」と「メタ認知力」の2つですね。質問力は、アクションラーニングセッション中のいろんな質問に対して、その場がどんな反応をするか、どんな考えが生まれるかをずっと見ることで鍛えられたと思います。
メタ認知力に関しては、セッション中の「今のチームの状態はどうですか?」「この問題の解決度合いは何%ですか?」のような介入が大きかったです。今取り組んでいる問題だけではなく、そのプロセスを客観的に見ることは、人間関係や仕事でも大事なことだと学びました。

中林:自分の中で質問をする姿勢が身についたと思います。例えば何か仕事を与えられたときに、「目的は何か?」「チーム置かれてる状況は?」みたいに、自分の中で問いを繰り返していくと、短い時間で行動プランが具体的に出てくるんです。
あとセッションを通して色んな人たちと関わり、世の中は多様であると実感しました。多様なメンバー同士で、お互いのいいところを生かして1つのものを作り上げる、協業スキルも学んだと思います。

高橋:お二人にとって、アクションラーニングは何が面白かったんでしょうか?

中林:学んだことを実践すると、目に見えて成果が出たところですね。大学時代は塾でバイトしていましたが、面談や教室運営でも質問力はかなり使えて、効果を実感することでどんどんのめり込んでいきました。
あとは自分の頭の中をさらけ出して色々と議論できる人たちが、リーダーシップを学ぶ人たちに多かったので、毎日授業が楽しみでした。アクションラーニングを通して、色んな人と出会えるのも嬉しかったです。

田中:私もアクションラーニングのセッションに参加するごとに、いろんな方と知り合えたのは、すごく面白かったと思います。学生時代にコーチやメンバー役として、会社のリアルな課題を扱ったセッションに参加することがあり、意見ではなく質問の形だったら、社会人にも踏み込んだことを聞けました。学生同士でやるのはもちろん楽しいですが、社会人とセッションすることで、色んな価値観や想いを知りに行けたのは、すごく貴重な体験だったと思います。

中林:就活でもやっぱり興味持たれますよね。大学でリーダーシップ学んだと言っても「へぇ」みたいな感じになるケースがあるけど、学んだことを活かして企業研修のサポートをさせていただいたと話すと、面接官もちょっと知りたがることはありました。これは、リーダーシップをアピールする一般的な就活生にはない武器だと思います。

何年目であってもリーダーシップは発揮できる

高橋:大学時代に学んだリーダーシップ開発やアクションラーニングで、社会人になって活きていることってありますか?

田中:私はキャリアアドバイザーとして、日々求職者の方の転職活動のサポートをしています。これまでどんなキャリアを歩み、これからどういうキャリアを目指したいかをお聞きして、お仕事の提案をさせていただく仕事ですが、面談中はずっと質問と回答の繰り返しなので、アクションラーニングで身に着けた質問力が活きています。
しかし、主にサポートさせていただくのは自分よりキャリアも経験もある方ばかりで、その方々に対し4年目の私が何のアドバイスができるんだろうと悩むこともあります。でも、学生時代に社会人のセッションに入ったときのように、質問を通して気づきを与えられたり、キャリアを棚卸しして整理できるのは、アクションラーニングをやっていたからこそだと思いますね。

中林:田中さんと同じく、質問力がすごく活きています。私は営業職で、チームで一つの案件に取り組むことが多く、中長期の戦略から目の前のタスクなどいろんな情報が飛び交うんです。その中でコミュニケーションで齟齬が生まれると、メンバー間の認識にズレが生じてしまうので、そうならないよう逐一目標を共有し直すようにしています。
それ以外でも、質問する姿勢は、困ってる人を助けることにもつながります。例えばメールの返信が返ってこないメンバーは、絶対何かに困ってたりするので、何に困ってるかを把握して適切に支援をすることができます。

高橋:実際、4年目って会社の中でリーダシップを発揮できるものですか。

中林:何年目であってもリーダーシップは発揮できます。大学で学んだリーダーシップは、歩くのと同じレベルで、生きる上での基本スキルみたいな感じです。他の人が歩かないところでも、自分は歩こうと思えば歩けるじゃないですか。リーダーシップも同じで、思いさえすれば発揮できると思いますね。

高橋:その言葉、すごく心強いですね。田中さんはいかがでしょう?

田中:私もいつでも発揮できると思います。4年目って権限があるかどうかで言えば、中途半端なラインだと思うんです。でもアクションラーニングで触れた、いつでも誰でも誰にでも質問できるという考え方がインストールされていると、いろんな意味で組織に貢献できると思います。
ちなみに入社後、私がリーダーシップを学んでいたと聞いて、興味を持ってくれるメンバーや上司の方もいらっしゃいました。入社1年目の終わり頃に、社内のちょっとした研修で私が講師役となって、リーダーシップを皆さんで体験するワークショップを行いました。学んだことと実社会との接続は、就活時代にやりたかったことなので、よい経験だったと思います。

参加者とのQ&A

大学生Hさん:私はリーダーシップを学んでいる人たちの中ではリーダーシップを発揮できるんですが、例えばバイト先のような、リーダーシップを学んでいない人たちの中では、まったく実践できないんです。お二人はリーダーシップを学んでいない人たちとも働く中で、どう発揮しているんでしょうか?

中林:まず、私たちが大学で学んだリーダーシップの概念を、分かっている社会はほとんどなくて、バイト先の環境が一般的です。なので今のご相談は、例えばテニスで言えば、球出ししてもらったボールを打つのが得意だが、試合のボールを返せないという状況だと思います。
実社会の中でもリーダーシップを発揮できるようになるために、いっぱい失敗すればいいじゃないですか。上手くいかなかった経験も振り返り、そこから工夫して次の行動を起こしていけば、だんだんできるようになると思いますよ。

田中:中林さんとは少し違う視点でアドバイスするなら、「〇〇してくれてありがとう」「〇〇ですごく助かりました」みたいな、フィードバックをするのもいいと思います。感謝を述べたり、強みをフィードバックすることは関係性の構築に繋がり、結果的に同僚がやる気を持って仕事に取り組めるようになるなど、組織に貢献できるんじゃないかとも思います。
色んな挑戦をする中で、失敗や嫌な思いもあるかもしれませんが、就活でもその経験の中でどれだけ考えてどんな行動をしたかを話せば、評価につながります。加えて自分の行動パターンをメタ認知できたり、思考力も鍛えられると思うので、とても意義のあることになると思います。

大学時代にリーダーシップを学ぶことは意味がある

高橋:先輩ゲストの方々田中さんと中林さんから本当の一言ずつ、学生の皆さんにあのメッセージあればお願いします。

田中:現代はVUCA時代(予測不能な時代)などと言われ、正解が1つじゃなく世界で、いろんな問題を解決していくことが多くなると思います。リーダーシップあるいはアクションラーニングは、そこを解決していく1つの手段になると思います。なので大学時代にリーダーシップやアクションラーニングを学ぶことはとても意味がありますし、ぜひ学び続けてほしいと思います。これを通していろんな学生と別の大学の学生さんや、社会人が繋がる機会にもなると思うので、その経験をうまく自分の中に取り入れていただきたいです。

中林:リーダーシップやアクションラーニングとは何なのか?と試行錯誤しているのは、すごくいい状態だと思います。いろんな壁にぶつかったり、投げ出したくなるときもあると思いますが、どうか考えることをやめず、行動をやめずに、学生の間にできることはたくさんやってほしいなと思います。私もみなさんと一緒に、社会人として活躍していければ嬉しいです。