Mindmap×Action Learning「思考パターンを変える!」プログラム ミニセミナーレポート
今回は、長年、日本アクションラーニング協会認定のシニアALコーチとしても活躍している 株式会社ヒューマンリスペクト塚原さんと、日本アクションラーニング協会 清宮 普美代代表のコラボレーションで、Mindmap × Action Learning を組み合わせた「思考パターンを変える!」プログラム ミニセミナーを開催しました。
目次
マインドマップとは
まず塚原さんからマインドマップについて簡単にご紹介がありました。
マインドマップは脳のスイス・アーミーナイフと呼ばれているそうで、様々な用途に使えます。
マインドマップに書くことで連想が見える化しやすく、考え続けやすいことや、直観的認識がしやすく、記憶に残ること、全体が見渡せるので統合的思考になることなど脳に自然な思考ツールです。
現在、様々な企業で社員の思考力が問題になっています。
与えられたことしかやらないのではなく、よりよくするためにはどうすればいいのか、自ら考える人材が求められています。
木ではなく、森を見るように、細部のみで判断した狭い視野で問題解決をするのではなく、一つ一つの事象が組み合わさった全体を見ることでこれまでと違う問題発見をしていきます。
全体を見渡す統合的思考の例として、ゲシュタルトの絵が紹介されました。
1枚の絵の中で見るポイントをずらすと全く別の絵が浮かび上がってきます。
思い込みや判断を少し脇において、問題も見方を変えることで違う側面が見えてくることを教えてくれました。
アクションラーニング体験
続いて、アクションラーニングについて簡単に概要とルールの説明があり、3チームにわかれてアクションラーニングセッション体験をしました。
その後、チームごとのセッションに対する感想をマインドマップにまとめて、そこから何が見えるのか全員で共有しました。
セッションでの体験をそれぞれ話していっただけなのに、マインドマップに落とし込んでいくと同じ言葉が何度も使われていたり、共通点がみつかったり、様々な観点でそのセッションを見つめなおすことができます。
それぞれを繋げることでより大きな意味になったり、局所的に考えるのではなく相対的に考えることの大切さを実感できたセミナーだったのではないでしょうか。
感想
アクションラーニングを体験したことがない参加者の方がほとんどのセミナーでしたが、
「面白かった」
「質問を定義する体験が新鮮だった」
「自分の思考が参加者それぞれの視点の影響を受けて変化していく様子が分かった」
などマインドマップとアクションラーニングという手法を組み合わせることで生まれる効果についてご体感いただけたようです。
講師プロフィール
株式会社ヒューマン・リスペクト代表取締役社長
千葉県船橋市出身。上智大学卒業後、ショービジネスのプロデューサーを目指して劇団四季に入社するが、自らの音楽好きが高じてシャンソン歌手に転向。プロ歌手として「パリ祭」などの各種ショーに出演。第一回アンテルナショナルシャンソンコンクール優勝。読売文化センターなどの有名カルチャースクールでシャンソン教室講師を数年努める。 のち、ビジネス界に転向し、食品機械メーカーにて社長秘書、マーケティングプロモーション、経営品質向上活動を担当。2004 年、経営コンサルティング会社(株)ヒューマン・リスペクトを創立、代表に就任。
日本経営品質賞審査、一部上場企業への人材開発支援、中小企業への組織変革支援など、幅広くコンサルタント業務に携わった経験を持つ。一方、講師としては、年間 150 日以上、総計1万人超に対し講演・講義を行ってきた。元歌手というユニークな経歴を活かし、聞き取りやすい声と、ビジネスとアートを繋ぐ楽しい講座ファシリテーションに定評がある。
著書に「マインドマップ戦略入門〜視覚で身につける35のフレームワーク」(ダイヤモンド社)、「ビジネスリーダーの夢と挑戦」(経林書房・共著)がある。
<保有資格>
◍経済産業大臣登録中小企業診断士
◍経営品質協議会認定セルフアセッサー
◍日本アクションラーニング協会認定シニアアクションラーニングコーチ
◍Tony Buzan公認マインドマップ・シニアインストラクター
◍米国Learning Strategies社公認フォトリーディングインストラクター
◍米国催眠療法協会(ABH)認定ヒプノセラピー・マスタートレーナー
ほか多数