問題解決とチーム学習の組織開発手法であるアクションラーニングを活用した、経営幹部養成や管理職研修プログラムを提供しています。

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日本アクションラーニング協会情報

無料イベント「新しい時代のチーム形成:バーチャルチームにおけるチームコーチングの可能性」が開催されました!

10月23日(月)から27日(金)で開催される、Global Action Learning Week。
その中で10月26日(木)に、無料イベント「新しい時代のチーム形成:バーチャルチームにおけるチームコーチングの可能性」が開催されました。

バーチャルチームとは何か?

現代のビジネス環境では物事の複雑化がどんどん進み、バーチャルチームが一般的になってきています。コロナ禍を経てその流れが加速しこれに伴い、リモートとリアルのハイブリットが普及し、制限された関係性の中で成果を上げなければならなくなっています。

リモートワークの普及によって、働きやすさや家事育児の両立などメリットもある一方で、細かなニュアンスも含めたコミュニケーションの困難や、生活と仕事の分離が難しく常に緊張した状態になってしまうなど、問題も増えています。その中でマネージャーの役割や必要なスキルも変化しています。

そもそもバーチャルチームとは何でしょうか。
バーチャルチームとは「情報通信技術を用いて業を行う、時間と所のたりがある相互依存的なグループ」と言われます。その中で必要なリーダーシップでは、コミュニケーション能力やテクノロジーへの理解にとどまらず、多様性を活かし、モチベーションを高めるなど、チームメンバー全員がリーダーシップを発揮するためのマネジメントも必要です。

そしてデジタル化の波にして組織のデジタルトランスフォーメーションを加ことができる、「デジタルリーダーシップ」も必要でしょう。

チームコーチングとは何か?

様々な定義がありますが、チームコーチングとは、小集団に働きかける組織開発です。部署やチームの中で、成果を上げながらチーム全体での学習を起こし、能力とパフォーマンスを向上させる介入が、現代の組織には必要と言えるでしょう。

チームメンバーによる対話と振り返りこそが、チーム学習につながります。バーチャルチームではチームコーチングの方が、1on1も含むパーソナルコーチングよりも効果を発揮します。なぜチームコーチングで、パフォーマンス改善が起こるのでしょうか。それは現実の業務に転用可能な「学習」が起こるからです。

チームコーチングは、ケーススタディでも特定のスキルを高める研修でも、OJTでもなく、普遍的に「現実の業務から学習する力」を高める手法です。継続的に成果を上げながら人材の育成も可能にすることで、組織が開発されます。

チームコーチの代表的な手法:アクションラーニング

対話の質を高め、成果も上げるためのチームコーチングの代表的な手法が、アクションラーニングです。
アクションラーニングでは、以下のような特徴を持ちます。

  • 現実の業務上の問題を扱い行動計画までサポートするため、施作の決定にも用いることができる
  • また「質問」を重んじるという会話のフォーマットがあるため、メンバーの平等な発言と傾聴が生まれやすい
  • チームリーダー(=ALコーチ)の役割を明示している(議論の内容ではなく、プロセスに介入する)

このようなフォーマットによって、深い対話からリーダー自身の意識変容・行動変容が起こります。また質問し合う文化を醸成することで、メンバー1人ひとりに留まらず、チーム全体での経験学習サイクルが回り始めます。

複雑化する現代のビジネスシーンでは、常にリーダーをハブとする1on1にも限界が見えてきます。クションラーニングを用いたチームコーチングによって、1on1に忙殺されるマネージャーを助けるツールにもなり得ます。
同時に単なる業務報告やタスク共有に留まらず、その業務をメンバー各自がどう捉えているか、タスクの意義をどう考えているかなども共有されるため、マネージャーの視座をメンバーにも共有できるため、マネジメントのコスト削減にもつながります。

開催概要

開催日時 2023年10月26日(木)
16:00~17:30
配信方法 zoom オンライン
スピーカー 清宮 普美代
渡邉 壽美子

 

スピーカー

清宮 普美代(せいみや ふみよ)
日本アクションラーニング協会 代表理事

大学卒業後、毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)にて事業企画や人事調査等に携わる。数々の新規プロジェクトに従事後、渡米。米国の首都ワシントンDCに位置するジョージワシントン大学大学院マイケル・J・マーコード教授の指導の下、日本組織へのアクションラーニング(AL)導入についての調査や研究を重ねる。外資系金融機関の人事責任者を経て、(株)ラーニングデザインセンターを設立。2006年にNPO法人日本アクションラーニング協会を設立し、国内唯一となるALコーチ養成講座を開始。600名強(2019年1月現在)のALコーチを国内に輩出している。また、主に管理職研修、リーダーシップ開発研修として国内大手企業に導入を行い企業内人材育成を支援。アクションラーニングの理解促進、普及活動を展開中
株式会社ラーニングデザインセンター
東京女子大学文理学部心理学科卒
ジョージワシントン大学大学院人材開発学修士(MAinHRD)取得。
マスターアクションラーニングコーチ(MALC)

著者:
渡邊 壽美子(わたなべ すみこ)

大学卒業後、研修会社で、研修企画・人事コンサルティングの業務に携わる。大手自動車メーカー、製薬、食品、IT企業などのマネジメント、リーダーシッププログラム、ブランドマネジメントのプログラムの企画開発に携わり、100コース以上の研修コースの開発を担当し。大手企業の管理職養成に関与。2018年に、ブレンディンデッドラーニング・ファシリテーター養成コースを立ち上げ、450名の卒業生を輩出。共著『パフォーマンスを生みだすグローバルリーダーの条件』(2005年:白桃書房)
共著『コンピテンシーとチーム・マネジメントの心理学』(2009年:朝倉書店)

東京経済大学特命講師
一般社団法人日本フューチャーラーナーズ協会理事
特定非営利活動法人OD Network Japan 理事講座委員長

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