問題解決とチーム学習の組織開発手法であるアクションラーニングを活用した、経営幹部養成や管理職研修プログラムを提供しています。

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ACTIVITY NEWS

活動報告

ひとりひとりのリソースを活用し、 個々人のリーダーシップ発揮をサポートする 早稲田大学Leadership Development Program 学生アクションラーニングコーチ認定セッション

2022年2月2日水曜日の午後、 早稲田大学・学生アクションラーニング認定セッションがオンラインでzoomを使って開催されました。今回は10名の学生ALCが受験してくださり、全5チーム、総勢30名以上が集まる認定セッションとしては大規模なイベントとなりました。

リーダーシップを経験学習的に学ぶ、早稲田大学リーダーシップディベロップメントプログラム

早稲田大学LDPは早稲田大学グローバルエデュケーションセンターの日向野教授が統括するリーダーシップ科目群(正規授業)で、早稲田大学の全学部から希望者が集まって(21年度は最初の科目だけでも約160名在籍)、権限によらない、シェアード・リーダーシップを経験学習的に学んでいます。

科目群(プログラム)の全体像
https://www.waseda.jp/inst/gec/gec/program/leadership/

この科目群のうち中級にあたる「他者のリーダーシップ開発」では、アクションラーニング(質問会議)という手法を駆使して
「適切な質問をすれば、それだけでリーダーシップをとれる」
「グループのなかで相互支援・率先垂範・目標設定共有などのリーダーシップ行動を練習する」「グループ内でメンバー同士がフィードバックを交換して学び合う」
といった体験を得る授業を行なっています。

「他者のリーダーシップの開発」に「他者」がついているのはこうした質問会議セッションの一種の司会になって、全員がリーダーシップを発揮できるような場を作り運営する側の練習を行うからです。

認定セッションの当日はそのようなトレーニングを受けた学生たちが司会(アクションラーニング・コーチ)として、御参加者の社会人の方々と問題解決・組織学習の実践を試みました。

リーダーシップと「心理的安全性」

このプログラムを主導する日向野教授は、以下の3つの体験が、「質問会議(R)」から得られるとお話してくださいました。
1) 心理的に安全なほうが成果があがりやすいことの体験
2) 心理的に安全なフィードバック授受の体験
3) 心理的に安全な環境を構築するには,質問のしかたを工夫するだけでもかなり効果があることも併せて体験

まず前提として、「心理的安全」な状態とは、

・どんな発言をしても、失敗をしても、その組織の成果向上を意図した発言や行動であると分かれば、組織内でのその人の立場が悪くなる心配がない状態

•失敗から学んで、その内容が共有されれば組織のためにプラスになるという認識で一致している状態 を指します。

「質問会議(R)」では、1時間の限られた時間の中で、質問者・問題提示者・AL(アクションラーニング)コーチの3つの役割に分かれ、「質問」を中心としたやり取りを行い、チームで問題解決を行っていきます。通常の会議では話者の意見に意識が向きがちですが、「質問」を中心にやりとりすることで、意見をただぶつけ合うのではなく、問題の背景やその発端、その時々の感情や状況などをチーム全員で理解していくことができます。
また、予め以下のルールが設定されており、上下関係や年齢に関係なくフラットに思ったことを言える環境が作られます。

ルール
(1)質問が中心:質問に答えるだけで自分からは語らない
(2)振り返りの時間を持つ:ALコーチはいつでも介入できる

このように「心理的安全」な場をつくりながら、メンバーひとりひとりが発言しやすく、またそれぞれの持つ能力を生かした形で問題解決を行っていく、これが学生アクションラーニングコーチのミッションであり、これが実践でいるようになるために様々なリーダーシップトレーニングを積んで、今日に至ります。

今回は1チーム2名の学生ALコーチが進行を担当し、参加者の方には質問会議を2回ずつご体験いただきました。結果として今回受験者である学生たち全員がALコーチとして認定されました。今後もますます活躍の場を広げていかれることでしょう。

参加者の方のご感想は

・最初は緊張していました。しかし、学生ALコーチの皆さんがフラットな場を作ってくださったり、アイスブレイクをしてくださったりしたおかげで、勇気を出して発言することができました。とても楽しかったです!
・本質的で且つ建設的な話し合い場としては「心理的な安全性」は必須な環境であると思いました。
・セッション全体の雰囲気が良く、多くの質問が印象に残った。ALコーチの進め方も、それぞれの工夫もありとても良かった。
・大変勉強になりました。また参加できる機会があれば嬉しく思います。
など、たくさんの良いフィードバックを頂戴しました。
この早稲田大学・学生アクションラーニング認定セッションは年2回実施しています。多様なバックグラウンドをを持つ方々とつくる、建設的・心理的安全な場をぜひ、ご体験ください。次回のご案内はこちらから

日本アクションラーニング協会フェイスブックページ
https://www.facebook.com/action.learning.japan/

開催概要

日時:2022年2月2日(水) 13:00-16:30(開場12:50)

配信方法:Zoom

※デバイスや回線環境が重要になります。以下の点にご注意ください。
Zoom会議を日常的に行っていること
安定的に20Mbps程度の速度が出るネットワークが使用できること( https://fast.com/ja/ ←こちらから速度を測れます)
タブレットまたはPCなどモニターの大きなデバイスからアクセスできること(6人程度の顔が同時に見えるディバイスでないと参加できません)
静かな環境からご参加いただけること(騒音があるとセッションを妨げてしまいます)
参加費:無料

スケジュール

13:00-13:10 ご挨拶
日本アクションラーニング協会(WIAL-Japan)
代表 清宮 普美代
13:10-13:30 イントロダクション
早稲田大学 早稲田大学大学グローバルエデュケーションセンター
教授 日向野 幹也
13:30-13:45 自己紹介
13:45-14:55 フルセッション①
14:55-15:05 休憩
15:05-16:15 フルセッション②
16:15-16:30 総評

<スピーカープロフィール>

日向野 幹也

早稲田大学 早稲田大学大学グローバルエデュケーションセンター 教授
International Leadership Association 理事
リーダーシップ開発コンサルタント

東京都立大学、立教大学を経て2016年4月より早稲田大学大学総合研究センター教授.立教大学では2006年日本随一・世界でも稀な学部レベル・5学期連続・必修を含む正課リーダーシップ開発プログラムBLPを立ち上げる.以後一貫して同プログラムの拡充に努め,2008年文科省・日本学術振興会「教育GP」に選定され,続いて2011年には「教育GP」の成果審査の結果,全国全分野合計でのトップ15プログラム(首都圏私立大で唯一.教育GP応募プログラム数で数えるとトップ1.6%)に選ばれる.2013年4月には立教大学全学を対象とするGLPも立ち上げる.このBLP/GLPが、2011年日本アクションラーニング協会年間賞,2014年世界アクションラーニング機構World Institute for Action Learning (WIAL,本部ワシントンDC)Academic Sector Awardを受賞.16年4月には早稲田大学において全学部対象のリーダーシップ開発プログラム(LDP)を立ち上げ,同年度の授業について早稲田大学からティーチング・アウォードを受賞した.

東京大学経済学部卒業、同大学院社会科学研究科博士課程修了、経済学博士(東京大学).日本アクションラーニング協会認定シニアALコーチ、WIAL認定グローバルALコーチ.

ブログ「日向野幹也の研究室
https://www.mhigano.com
Twitter https://twitter.com/mHigano

清宮 普美代(せいみや ふみよ)

日本アクションラーニング協会 代表理事
ODネットワークジャパン 理事
株式会社ラーニングデザインセンター 代表取締役
ジョージワシントン大学大学院人材開発学修士(MAinHRD)取得。
マスターアクションラーニングコーチ

東京女子大学文理学部心理学科卒業後、(株)毎日コミュニケーションズにて事業企画や人事調査等に携わる。数々の新規プロジェクトに従事後、渡米。米国の首都ワシントンDCに位置するジョージワシントン大学大学院マイケル・J・マーコード教授の指導の下、日本組織へのアクションラーニング(AL)導入についての調査や研究を重ねる。外資系金融機関の人事責任者を経て、(株)ラーニングデザインセンターを設立。2006年にNPO法人日本アクションラーニング協会を設立し、国内唯一となるALコーチ養成講座を開始。600名強(2019年1月現在)のALコーチを国内に輩出している。また、主に管理職研修、リーダーシップ開発研修として国内大手企業に導入を行い企業内人材育成を支援。アクションラーニングの理解促進、普及活動を展開中。

Twitter https://twitter.com/Fumiyo_Seimiya

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