WIAL-JAPANの年次カンファレンス2022 ~アクションラーニングコーチング(新時代におけるチームコーチングの可能性)~
2022年6月25日(土)10:00〜13:00に、WIAL JAPAN年次カンファレンスが、オンラインにて開催されました!
新型コロナウイルスの影響で、年次カンファレンスの開催は3年ぶりとなりました。近年の急激な社会の変化の中で、これからの時代に必要性が高まる「チームコーチング」がテーマとして据えられたカンファレンス。10時が近づくと続々と参加者の方がzoomに入り、数年ぶりの再会を喜ぶ姿も見られ、画面越しでも和やかな雰囲気で始まりました。
目次
マイケル・J・マーコード博士による基調講演
基調講演『Action Learning Coaching〜新時代にチームコーチが必要なわけ』
マイケル・J・マーコード博士(Dr. Michael J. Marquadt)
WIAL JAPAN代表の清宮による開会の挨拶の後、WIAL創設者であり、アクションラーニングを学ぶ者のバイブル『実践アクションラーニング入門』の著者である、マイケル・J・マーコード博士による基調講演が行われました。
「オハヨウゴザイマス!」と日本語での挨拶から幕を開けたマーコード博士の講演。「優れたチーム(Great Team)の3つの条件」とは何か。「最も重要なチームコーチングスキル」とは、具体的にどんなものか。アクションラーニングの有用性を説きながら、1つ1つの要素を紐解くその姿は、非常にパワフルで活力に溢れています。
通訳スキップさんの素晴らしい逐語通訳もあり、zoomのチャット機能で参加者同士のディスカッションも熱を帯びます。チームコーチとアクションラーニングについて、60分間たっぷりと語っていただいた後は、質疑応答。「個人がより楽しめるために、アクションラーニングがよりどのように役割を果たせばよいか?」など、マーコード博士の深い洞察を引き出すような質問が止まりませんでした。
※アクティブステイタス会員限定コンテンツとして、マーコード博士の基調講演の内容をまとめた記事を鋭意作成中です。
紫藤由美子(ICF Japan)× 清宮普美代(WIAL Japan)の対談
対談:『チームコーチの資質〜日本の文脈で見たチームコーチの可能性と資質』
紫藤由美子氏(ICF JAPAN代表) × 清宮普美代(WIAL JAPAN代表)
10分間の休憩をはさみ迎えた後半は、ICF JAPAN(国際コーチング連盟日本支部)代表の紫藤由美子さんと、WIAL JAPAN代表の清宮普美代による対談がスタート。コーチングの中でも、チームコーチングはどんな特性があり、なぜ必要とされているのかについて議論がなされました。
「ひとりの力では対応が難しいことが多い時代」や「コーチングは流派があるが、本質的に求められるものはどれも似ている」など、参加者の方々の共感を呼びます。しかし共感だけでは終わらないのが、この年次カンファレンス。私たちは何を、どう学ぶべきか?という部分にも深く切り込み、そこから発せられる言葉が参加者の質問を呼び、まさにアクションラーニング・セッションのようなチーム感が参加者の間でも生まれたようにも見えました。
対談でも時間いっぱいまで質疑応答が止まらず、最後まで「質問」と「学び」に満ちた3時間となりました。
参加者の声
- 初めての時間でしたが、楽しい時間でした。ありがとうございました!
- 参加して良かったです!ありがとうございました。
- 清宮さんと紫藤さんの対談は、ぶっちゃけトークが楽しかったですし、勉強になりました。
- 少し難しいかもしれませんが、学生にも見てもらいたい内容でした。
- 私は研修の代替として、または研修に対する認識を変えるために、コーチングが有効ではないかと考えています。アクションラーニングを今後も活用していくにはどうしたらよいかを考え、実践していきたいと思いました。
- オープンかつ非判断的な、各個人に対する「無条件の肯定的みなし」をセッション内だけでなく、普段から心がけることが必要だと感じました。
- 優れたチームは楽しいということを学びました。
- システム思考による効果やリーダーシップの考え方について非常によく分かりました。
- 個人的に考えていたコーチングとアクションラーニングのコラボレーションの可能性に自信が持てました。
- ALコーチには、すでにチームコーチングの素養が揃っているという言葉に納得しました。
WIAL JAPAN今後のイベント
Learning Base 2022 #19「ピープルアナリティクスのこれまでとこれから」
7/26(火) 19:00〜20:30
ゲスト:三好淳一さん(株式会社イノヴァストラクチャー)
ピープルアナリティクスとは、従業員の属性や行動などのデータを活用し、人材育成や採用、課題解決を行っていく手法です。今回のLearning Baseでは、『ピープルアナリティクスの教科書』の著書でもあり、データ活用による振り返り(リフレクション)の習慣化で、自立的成長を加速するツールを開発している、三好淳一さんをお招きします。
詳しくはこちらから!
https://www.jial.or.jp/course/lb2022-vol19/