【実施報告】甲南女子大学2022学生ALコーチ認定セッション&認定式
2022年8月28日(土)に甲南女子大学と日本アクションラーニング協会が共同で、学生アクションラーニングコーチ認定セッションを開催いたしました。
甲南女子大学での学生アクションラーニングコーチ認定セッションは今年で4回目になり、オンラインでの開催も昨年に引き続き3回目の開催となります。
目次
甲南女子大学でのALコーチ養成
甲南女子大学では、2017年度より全学共通初年次選択科目として全員発揮型のリーダーシップを育成する教育プログラムを開始しました。
1年生で必修科目としてのリーダシップ科目「リーダーシップ開発 Ⅰ / Ⅱ 」を受講し、その後2年生でさらに「他者のリーダーシップ開発も学びたい」という学生に向けて、日本アクションラーニング協会認定SALC(シニアALコーチ)の佐伯勇教授(人間科学部)のもと、正課外でのALコーチトレーニングを行っています。なお2023年度からは、この取り組みが正課科目となり、「他者のリーダーシップ開発 BⅠ / BⅡ」が開講されます。
「権限や役職によらないリーダーシップ」を効果的に発揮するためには、質問力やメタ認知力の養成が効果的であり、正解のない課題にチームで試行錯誤して取り組む力、多様な背景や価値観を持つ人々と協働する力、主体的に考え行動する力を育成しています。
佐伯先生による学生ALコーチ育成詳細についてはこちら
https://www.jial.or.jp/education/report-kounanjoshidai/
佐伯教授のもとトレーニングを受けた2年生は、1年生の授業でのサポートも行います。日本アクションラーニング協会の基準に準拠したトレーニングを積んだ後、他大学のリーダーシップ科目を学ぶ学生と自主練習をしたり、企業課題にALセッションを用いて取り組むマイクロ・インターンシップ「ALcana(アルカナ)」や、公開講座のオブザーバーとして参加するなど研鑽を積み、この学生アクションラーニングコーチ認定セッションへと臨みました。
ALcanaの詳細はこちら
認定セッション当日と認定式の様子
認定セッション当日は、9名の受験者が1セッションずつの審査を終え、全体での振り返りも実施しました。AL初心者も含む社会人ばかりのメンバーを相手に緊張感を持ちながらも、堂々とセッションを進行する姿がとても印象的でした。
また9月28日の夜には、WIAL Global Weekイベントの一環として、学生ALコーチ認定式が行われました。日本アクションラーニング協会では今年度の上半期で、甲南女子大学より7名、早稲田大学より2名の、合計9名の新たな学生ALコーチを認定しました。
認定式では佐伯教授による甲南女子大学での学生ALコーチ養成の取り組み紹介をいただき、とりわけ「ALを用いると就活が本格化する1.2年の段階から、社会人の課題と向き合い、本音で語り合うことができるため、学生の仕事観・キャリア観の醸成に繋がる」という側面について強調されました。
大学生と社会の連携プログラム「アルカナ」などによって、学生がALを通して社会課題に向き合い、自らキャリア開発を進める機会を提供したいと考えております。新たな学生ALコーチの活躍によって、学生へのALの更なる普及が期待されます。