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【リーダーシップの仲間は”財産”!】学生時代にリーダーシップ開発をしてきた先輩に<今ここ>体験談を聞こう ~Day4~ イベントレポート

インターンシップサービスのリリース前夜セミナーとして、学生時代にアクションラーニングやリーダーシップ開発を学んできた先輩に体験談を語っていただくオンラインイベントが、4週連続で開催されました。

第3回は「3年たったら転職。その実像とは?」というテーマで、社会人4年目のゲストの方々にご登壇いただきました。

プロフィール

ゲスト

劉雲飛さん

インフラ系ベンチャー企業で管理職として勤務。2022年早稲田大学先進理工大学院中退。

鮫島弘恵さん

人材系ベンチャー企業に勤務。2021年早稲田大学文化構想学部卒。

モデレーター

高橋陽之

日本アクションラーニング協会。2020年早稲田大学教育学部卒。

リーダーシップ開発で出会った仲間は、単なる友達を超えた財産

高橋:そもそもなぜ、大学でリーダーシップを学ぼうと思ったのでしょうか?

鮫島:入学したばかりの1年生のとき、大学の授業を紹介するパンフレットで、リーダーシップの授業(LDP:リーダーシップ開発プログラム)は学年も学部も超えて受講できると知って、面白そうと思ったのがきっかけでした。高校時代に部活の部長として、上手く組織をまとめられなかった経験もあり、受けてみようと思いました。
リーダーシップ開発プログラムを受講して一番良かったことは、人との出会いですね。劉さんや高橋さんもそうですが、大学時代に一緒に学んだ人たちとは今でも繋がっていて、何か困ったら相談しよう、頼ろうと思えるので、あの場でできた人脈はすごい財産だと思います。学生同士フィードバックと自己開示をし合うことで、お互いの良いところも悪いところも言い合える関係性になり、単なる友達以上に何でも言い合えるようになりました。こういった存在は本当に貴重だと感じます。

劉:私がリーダーシップを学び始めたのは大学3年生からでしたが、サークルの幹事になったのが動機でした。それまでリーダー的な立場になった経験がなくて、どうしようと思っていたところで、リーダーシップ開発プログラムの存在を知りました。あともう一つは、僕は理系で普段から理工キャンパスで過ごしていたので、本キャン(文系学部が集まる早稲田大学内最大のキャンパス)の授業を受けてみたいという気持ちもありました(笑)。
最初は「グループをどうまとめるか」のような方法論に興味がありましたが、最終的には自主性や、不満を提案に変える姿勢といった、もっと深いマインドの部分を学べました。特に自主性については、社会人になった今、より大切だと感じます。大学時代は守られている状況の方が多いので、受け身の姿勢でも大丈夫ですが、社会人になると自分から動かなければ、なかなかベストな結果はでないと思います。日向野先生は、よく「リーダーシップの第一歩は、オーナーシップ(当事者意識)だ」ってよく仰っていましたが、まさにそうだと痛感しますね。

アクションラーニングによって本質的な問題を探る嗅覚が磨かれた

高橋:お二人は学生アクションラーニングコーチ資格を取得されるほど、アクションラーニングに熱心に取り組んでいたと思いますが、どんな学びがありましたか?

劉:やはり質問力は武器になりました。社会人になっても、お客さんの課題は質問によって上手く引き出せたりしますね。人材関連の仕事なので、何を考えながら仕事をしているのか、本当に悩んでいることは何で、求めていることは何かを引き出せるのは大きいです。アクションラーニングによって、本質的な問題を探る嗅覚のようなものは磨かれたと思います。

鮫島:アクションラーニングコーチとしての経験は、大きな学びでした。コーチは会議の進行だけでなく、その場の状態やメンバーの学びの部分など、色んなことに目を配らなければならないので、場を俯瞰する力が身に付きました。また、どんなステップを踏めば話し合いが上手くいくか、アクションラーニングを繰り返すことで理解できているので、社会人になっても、会議が上手く進むよう働きかけられます。話がずれ始めても、どう戻してその後どうすべきか、そしてどんな行動を起こすか。会議の流れをアクションラーニングの進行の枠に当てはめて考えれば、問題点も明らかになり、アクションプランも立てられるので、コーチとしての学びは今もかなり活用できています。

ベンチャー企業でも生きるアクションラーニングのスキル

高橋:
前回までの回では、割と大きい企業で働いているゲストの方にお話いただきましたが、お二人のお話を聞く中で、ベンチャー企業の方がアクションラーニングなどから学んだことを、直接的に実践できる度合いが高いのかもしれないと思いますね。

鮫島:そう言われると、リーダーシップを意識的に発揮しているわけではないですが、おそらく無意識に学生時代に学んだことを実践できる環境にあるかもしれません。押さえつけられている風に感じたことはないので、ストレスを感じることはないですし、学生時代とあまり変わらない感覚で取り組めていると思います。

劉:私の場合は、自分がリーダーシップを実践しないといけないし、逆に他の社員にどうやって自主性やリーダーシップを発揮させるかという視点も大事だと思います。特に僕の働くようなベンチャー企業だと、例えば営業のノルマから、売り上げに直結しないが会社運営で欠かせない業務まで、多くのことで「正解がない」「ルールがない」という状況から始まります。その中で、どう自主性を持ってリーダーシップを発揮させるかは、多くの社員にとってサポートがなければつまずくポイントでもあるので、日々難しさを感じます。

高橋:日本アクションラーニング協会と関わりのある方で、劉さんの元部下だった方が「彼のマネジメントがすごくよかった」とおっしゃっていたことを思い出しました(笑)。若くしてマネージャーのポジションで働かれていますが、マネジメントに関して何か意識していることはありますか?

劉:そうなんですか、嬉しいですね(笑)。強く意識はしていないですが、役立っているのは、やはりリーダーシップやアクションラーニングで学んだことだと思います。質問でその人が何をしたいか、何に困っているかを見つけたり、どうしたらいいのかを考えるときは、私が納得するだけでは意味がないので、相手に考えさせて納得してもらうという考えは、すごく大事にしてます。

自分で決意して、自分で進めるというマインドで働く日々は充実していた

高橋:
劉さんは大学院を自主退学してベンチャー企業で働いていたり、鮫島さんは学生時代から、本当に色んなインターンに参加して現在就職して働いていますよね。お二人はどんなことを考えながら、「キャリア」を歩んでいるのでしょうか?

劉:私は現在、正社員でマネージャーを務めていますが、そもそもはインターンからこの会社で働き始めました。起業をされている方のお話を聞きたくて、アプリでOB訪問を申し込んで会ったのが今の社長で、そこでインターンに誘われて働くこととなりました。
インターンとして関わる中で、会社として進む方向性が自分の中ですごく響いたというか…その会社で作ったものでもっと世の中の人が幸せにするとか、日本を元気にしようという社長の想いに惹かれ、自分とも共鳴して、この環境で頑張ろうと思いました。このインターンを始めたのが大学院1年生だったのですが、やっぱりやってみると面白くて。自分で決意して、自分で何かを進めるというマインドで働く日々は充実していましたし、次第に業務量も増えて忙しくなったので、この4月に自主退学することに決めました。

「誰と働くか」を考えることで、いきいき働ける環境を探すことができた

鮫島:私が今の会社に就職するときに考えたのは、やっぱり「人」だったと思います。「誰と働くか」は私にとってはすごく重要でした。IT企業のSNS運用や、決済システム導入の飛び込み営業など、色んなインターンをしましたが、同じ考え方で行動しても上手くいくときと、上手くいかないときがありました。その違いを考えたときに、メンバーの価値観や考え方の違いは大きいと思って、「誰と働くか」を考えるようになりましたね。自分がいきいきできて、周りにもいきいき活躍している人が集まっているところを求めて、今の会社を選びました。
一般的な就活での自己分析って数ヶ月間やるだけなので、自分の価値観や想いを俯瞰して見ることは難しいと思います。私は1年生のときから振り返りや、他者からのフィードバックに触れてきた分、自己理解をしやすかったです。

高橋:個人的にすごく新鮮な視点ですね。特に新卒での就活だと、「何をやりたいか?」を大きな軸として会社を探す人が多いじゃないですか。そうじゃなくて、誰と働けば自分がいきいきできるかを考えるのも、大事なんですね。

鮫島:そうですね。会社に入っても部署の配属などが合わなくて、その人の良さが発揮されてないことがありますが、すごくもったいないと思うんです。強みを発揮できる環境がないだけで、人は力不足に見えてしまいますが、その人がもっと輝ける業務や職場はどこか?という視点の重要性をわかっている人は少ないですね。

高橋:今の話を聞いていて、結構グサッときています(笑)。確かに環境が合わずに、だんだん心がすり減って辞めてしまう若手社員も少なくありませんよね。社会人となって新しい環境や価値観に適応することも必要ですが、環境に馴染むことに精一杯で、いきいき働けないのは、本当にもったいないですよね。

インターンは学生が成長しやすい環境で、価値ある体験

高橋:改めて、学生時代にインターンをする意味って何だと思いますか?

鮫島:インターンで成功も失敗も体験できたのがよかったと思います。失敗しなければ何が成功かもわからないし、当たりも外れも経験したからこそ、自分にとっては環境や周りの人が大事だと気付けたと思います。どんな仕事をしているかは、調べればわかったりしますが、どんな人が集う会社かを知るのは、実際にインターンとして中に入ってみなければわからないと思います。

劉:インターンだと学生であっても、創造性を発揮しやすいと思います。バイトだと単純作業というか、決められたことを決められただけ行う働き方が多いですが、そのあたりは工夫をしやすいので、やりがいを求めるならインターンがいいと思いますね。
また学生同士だけではなく、社会人とのコミュニケーションを取れる機会でもあるので、色んな大人の話を聞けるし、自分のキャリアを深く考えられますね。リアルな職場の感じや雰囲気も見ることができるので、インターンは学生が成長しやすい環境で、かなり価値のある体験だと思います。なので、ぜひ色んな学生に参加してほしいと思います。