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組織概要

『質問力』書籍紹介

清宮 普美代 (著)

現在のビジネスシーンでは、昨日までの正解が明日には不正解になります。
このように「正解」がどんどん変化している時代では、たくさんの正解を知っているよりも、「考える力」をもっていることが重要です。
その力のスイッチを押すのが「質問」です。そして、効果的な質問をつくれるかどうか、つまり「質問力があるかどうか」が、これからのビジネスパーソンには求められているのです。

『質問力』はじめに

最初に断言します。
「質問力」があるかどうかで、仕事の成果は大きく変わってきます。 成果が変われば、当然、上司の評価やあなたの収入も変わります。 質問のよしあしが、これからの人生の充実度を左右すると言っても過言ではありません。
VUCA時代(予測不能な時代)と呼ばれる、現在のビジネスシーンは、グローバル化やIT化といった構造変化が、すさまじいスピードで進んでいます。昨日まで機能していたビジネスモデルや考え方が、明日には通用しなくなる。昨日までの正解が、明日には不正解になる。こうした大問題に、私たちビジネスパーソンは今、直面しています。
ですから、これまで上司が成果を出してきたやり方が、今後も正しいとはかぎりません。会社や上司の指示や命令どおりに仕事をしたからといって、すべてがうまくいく保証はどこにもありません。

このように「正解」がどんどん変化している時代では、たくさんの正解を知っているよりも、「考える力」をもっていることが重要です。
「なぜ問題が起きているのか?」「どうしたらうまくいくのか?」といったこと自問自答したり、まわりの人に問いかけたりすることによって、「考えるカ」は養われていきます。

そのスイッチを押すのが「質問」です。

「〇〇か?」と疑問形で問いかけられると、人の脳は作動せずにはいられません。自分なりの答えを考えはじめます。自分自身に質問をすれば思考力がアップし、その場にふさわしい適切な行動がとれます。まわりの人に質問をすれば、相手に考えるきっかけを与え、気づきや新しい発想を促すことができます。質問中心のコミュニケーションをすれば、人間関係はよくなり、チーム力も上がります。

効果的な質問をつくれるかどうか、つまり「質問力があるかどうか」が、これからのビジネスパーソンには求められているのです。
20代の人はチャンスです。若いうちはどんどん質問をしても許されます。積極的に相手に問いかけましょう。
もちろん、あなたが30歳より上でも大丈夫。リーダー世代であれば、まわりの人に質問することで、チーム力を高めてください。 一方的な指示・命令よりも、質問をしたほうが人は主体的に動く、ということに気づくはずです。
また、世代に関係なく、自分自身に質問を投げかけることを習慣にすれば、普段から考える習慣が身につき、成長するチャンスをつかめます。
「質問力」の向上は、あなたの仕事と人生をきっとプラス方向に導いてくれます。本書がそのきっかけになることを願っています。

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